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塗装をはがす際の注意点と、塗装作業後の組み上げに関してのおしらせ

塗装をはがす際の注意点

トラ目などの特殊杢の注意点
数十万円以上の高級ギターであれば本物の特殊杢を使用しているはずですが、エントリーモデル含め、数万円クラスの特殊杢ギターは「ツキ板」と呼ばれる
0.3~0.5mm程の特殊杢の薄い板を張り付けている場合がほとんどです(例外もあると思いますが、大多数例として)。
リフィニッシュで塗装をはがす際、薄い板なので塗料と一緒に削られてしまいます。
ベタ塗装の場合、基本的にツキ板は剥がす(削ってしまう)方向で作業をします。
一方、シースルーにする時は問題があります。
リフィニッシュ時、塗装をはがす際、薄い板のため一緒に削られてしまいます。通常の剥がし作業を進行させると、削られて無くなってしまう部分と(生地が露出する)、
残る部分があり、見た目にも「まだら模様」になってしまいます。
その薄いツキ板を残す削り作業が、一応あることはありますが、とても手間のかかる作業になります。
ツキ板を残す作業を成功させたとしても、特殊杢の場合、生地着色がされていることが多いので、染み込んでいる塗料を取り除くため、削りを多くすると、
ツキ板が削り取られて無くなって、下地が見えてしまう可能性があります。結果、どれくらい残る、削られてしまう、部分は実際作業を行ってみないと判明できませんが、
見た目「まだら模様」になってしまう可能性があります。
ツキ板はとても薄い板なので、生地着色されている部分含め、完全にキレイに取り除く事はとても難しい作業です。

ツキ板を残し、シースルー塗装を行う作業例として・・・
剥がしきれない残った塗装が「まだら模様」でシースルー塗装の場合、なるべく濃い色の調合で残り跡を解りにくくさせる方法になります。
しかし、残り跡の状態により、うまく隠せる場合もあるし、うまく隠せない場合もあります。
作業としては(濃い色を吹く)、やってみないと判明しませんが、一つの対処案としての提案です。





塗装後の組み上げなどに関して。

デタッチャブル、セットネック共、当方に到着した時点で組み上がっている(弾ける状態)で、当方がバラして塗装作業を行う場合、原則的に元の状態に(組み上げて)もどして
お渡しいたします。その際、弦交換、総合調整のご依頼があると助かります。
(持ち込みの弦がある場合は、その弦を張って元に戻します)
もしも、ネックとボディーがバラバラの状態、あるいはボディーとネックのパーツがバラバラの状態などで、
塗装作業を行い、塗装作業後、弾ける状態に組み上げる場合、組み上げ工賃が必要です(弦交換は別途)。
(例として、ボディーとネックが別モデルの場合とか、ピックガードがオリジナルの物ではない場合でビス位置が違う場合など…)
細かい規定などはありませんが、基本的に元に戻してお返しすることを基準としています。
パーツなどがバラバラな場合、組み上げ作業上どうしようもない追加に関しては、追加のご理解をお願いたします。


発送上の都合でどうしてもバラバラにしないとダメな場合で、間違いなくボディーとネックが同一個体のものであると判断した場合には、
上記料金の範囲以内(無料)で組み上げてお渡しすることが可能な場合があります。
(どちらかというとこちらの方が多い例です)

この工賃に関しては、実際組み上げてみてから判明し、問題点がある場合、その状況に応じて、組み上げて弾ける状態にするために必要な工賃(パーツ)としての料金です。
例えば、ビスなどは数百円~、ザグリなど加工が必要な場合などは状況に応じて数千円~となる可能性があります。
追加料金のお知らせに関しては、
少額の場合(1~2千円)、追加が判明した時点で作業を優先し、事後報告でのお知らせになります。
高額になってしまう場合は、追加の必要が判明した時点で、料金の説明、なぜその作業が必要か…などを説明し、作業前(事前)にご了承・ご理解を得たうえで作業を進行させます。



このページの内容に関しては、文言の追加・変更、料金の変更があった場合など、
必要に応じて随時変更・追記します。

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