スプレンダー(SPRENDER)ベース
お買い上げいただきました。ありがとうございました。

以下の内容は資料として継続掲載します。

 
このベースな特徴的な点は、ボディーがビックリするくらい軽いことです。
エントリーモデルにありがちな、「合半材?」「不必要なくらい大きなザグリがあるのでは?」と疑われると思います。
私もそう思いました。が写真の通り、ザグリは必要最低限であり、ネックポケットのボディー材露出部分で確認すると合半材ではないことが確認できます。
エントリーモデルのベースなのでどのような材が使用されているか明確に判別はできませんでした。しかし、
合半材、拡大ザグリにしても、ベースボディーなので、ある程度の重量があるのが普通ですが、これだけ軽いボディー材は経験がありません。
持ち運びの際、左手でネック部分を持ち、右手でボディーを持ち上げるときなど、
右手に感じるボディーの重さのストレスが無く、とにかくボディーが軽い。
軽いボディーの場合、特にベースなどはヘッドが重くなり、ストラップを使用し立って弾く場合など「ヘッド落ち」を心配しましたが、
実際ストラップを付け立って弾いて確認しましたが、当方の確認ではヘッド落ちすることはありませんでした。


ネックポケットザグリの写真。合半材で無いことが確認できます(ボディー材は不明です)。

  
ピックアップザグリ付近に「75・11・27」のスタンプがあるため、1975年11月27日製造?と考えられますが、シリアルナンバーの詳細は不明です。
コントロールザグリ、ピックガード裏には、ノイズ軽減のため、導電・ノイズ処理を行っています。

  
ピックガード裏には、ノイズ・導電処理を施しています。
ピックアップ本体のホット線を、ベルデン線に交換してあります。
スイッチクラフト製ジャックに交換してあります。
ポットは、特にガリなどの症状が無かったので、料金の面からもそのまま流用しています。
必要であれば、追加料金でCTS製ポットに交換可能です。
オリジナルでもシルバーのプラスチックツマミでしたが、割れてしまっていたので、ツマミの横から六角レンチで
取り付けるタイプのメタルツマミに交換しています、
錆びてしまっていたピックガード取り付けビスも新品のビスに交換しました。
ピックアップはピックガードに吊り下げ式です。

 
ネックの状態は、ロッドが緩い状態で若干の逆ゾリ。
現状レギュラーチューニングで、弦の張力でネックは4弦方向で真っすぐ、1弦方向で若干(ほのかに)逆ゾリ気味。
全体的には、多少のねじれはあるが、ほぼ真っすぐの判断で良いと思います。
フレットは、凹凸があったので、すり合わせを行いました。
古いモデルなので、1弦9フレット脇に若干のフレット浮があります。
しかし、この年代のモデルに関しては、フレット状態は非常に良い印象です。

ピック弾き、指弾き、それぞれでピッキングの強弱があるので、断言はできませんが、
レギュラーチューニングで、4弦の弦高2・1mm、1弦の弦高2・0mm弱(共に約)の状態で、
4弦の17、18、19フレット、
3弦19フレット
1弦の3、4弦付近に、若干のビビリ(チリチリとしたビビリ)があるように感じました。
この部分、ピッキングの強弱で症状の出方に差があると思います。

 
組み上げ時に判明したことですが、そのままネックを取り付けてしまうと弦高調整が不可能になってしまうので
ネック取り付けポケットに2・0mmのスペーサーを入れました。
これにより通常調整ができるようになりました。


ペグの回転も問題はありません。


実際の音出しの感想。
アンプを通さない生音は割と大きめな音です。弦をはじいた感覚が良いです。
他のベースと比べると、軽い、乾いた感じの印象を持ちました。
ベースで「軽い」とは印象が悪いですが、その様なことは無く、芯の通った軽快な軽さ・・といったところでしょうか。

経年でのボディーの凹み、すり傷などは数か所ありますが、その部分に関しては、経年、中古個体であることを
ご考慮いただければ問題無いと思います。




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