改良ジムダンロップ ワウGCB-95 ¥10000(税込)

(箱などは付属しません。本体のみです、ご注意ください。)
(改良のベース機は、中古の個体です。新品ではありません。)

以下、改良点を記載します。
改造、あるいはモディファイとしなかったのは、本来の物から大幅にパワーアップさせたものではなく、
あくまでも現状を改善させたもの、との判断で「改良」としました。


1)トゥルーバイパス仕様変更
ギターからアンプへ直接つないだ音と、ワウを経由させた音では、明らかに音が違います。
ストラトリアピックアップでの確認だと、アンプ直の音は「シャリン、シャリン」したストラトの音ですが、ワウを通した音は少し曇った感じの音になり、
元の「シャリン」としたトーンでは無くなってしまいました。
これは、ギターからのプラグをワウに繋いだだけで、スイッチをOFFにしていても、構造上基盤(回路)を通ってしまうために起こる症状のようです。
この症状を解消するため、スイッチ自体を交換し、スイッチOFF時には基盤を通らないようにする
「トゥルーバイパス」仕様に変更する必要があります。

 
左は元のスイッチ。
右は、「DPDT6ピン」スイッチに変更し、トゥルーバイパス配線に組み直した写真です。
なお、スイッチが傾いているのは、ポットの取り付け台座に当たってしまうため、斜めに取り付けてあります。使用上の問題はありません。

2)配線材をベルデンに交換しています。
 
交換可能か所全ての配線材をベルデンに交換しました。
カプラーの接点を抜き出し、カプラーの根元から配線を交換しています。
上記、スイッチ部分の配線材もベルデンになっています。
もとは、アース線などもカラー線が使用されていましたが、解りやすいようにアース線は黒で交換しました。
(配線交換されていないのは、アダプター用の1本だけです)


3)インプット、アウトプットジャックを、スイッチクラフト製に交換しました。
 
現行品のジャックは、基盤に直接取り付けられている仕様の様ですが、この個体は古いモデルだと思うので、
直接取り付け前の物になります。
左は、元の物。
右は、スイッチクラフト製ジャックに交換し、ホットになる配線材はベルデンを使用しています。
(写真は、黒アース線交換前の状態です。)


4)アダプタージャックを交換しました。
 
元は、ピンタイプのアダプター用なのですが、入手などが限られてしまい不便だと思ったので、
どなたでも1個は持っているだろう、と思う一般的なエフェクターで使用できるアダプター(マイナスが中心部)のコネクターに交換しました。
しかし、ボディーの厚みの関係で、コネクター取り付けのナットのかみ合わせがギリギリなので
使用しているうちに緩んでしまう可能性があります。そのため9V電池を使用した方が良いと思います。
電源は、9V電池、アダプター、の2種類が可能です。

  
(左)インプット側のジャックをスイッチクラフトジャックに交換と、アダプタープラグ交換   (右)アウトプットジャックをスイッチクラフト製に交換

 
(左)交換作業後   (右)裏フタを取り付けた状態




作業後、問題無く動作確認を済ませています。
しかし、注意点として
・ポットは無交換
・中古であるため、経年の汚れ、傷などがあります。(個体自体の状態は良好です)
・LEDは付いていません。ワウの場合、オン・オフは音で判別できるで、電池消耗のことを考えると無くても良い、と判断したためです。
・上記、アダプター交換説明と重複しますが、コネクターの取り付けナットが、ギリギリなので、ナットが緩む可能性があります。

細かい点などありますが、通常使用する分には、問題無いと判断しています。
動作には問題がありませんが、
あくまでも中古の個体を改造した元とお考えください。


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