RAT改造例(パート1)
一般的に売っていると思われるRATです。特にビンテージ価値などは無いと思われます。
まず、パーツを全部外し、箱内部に導電処理を行ないました。
(シリアルナンバーはマスキングで残してあります。)
電池ソケット以外の配線材を変えることが出来るので、ベルデン配線材へ交換です。
ジャックはスイッチクラフト製へ交換しました。
「試奏レポート」
ツマミはDIS10、フィルター0、VOLクリーンと音の差が無い目盛、7位。
この感じだとメタルのザクッとした歪です。この音をMDに録音し、交換後の音と聞き比べました。
交換前は6,5弦のパワーコードでブチブチとつぶれる感じで音が不鮮明でした。が、
交換後は、このつぶれ感が少なくなり音がクリアーになり、音のハリも確認できました。
交換料金¥7350
(交換内容「導電処理、ジャック交換、配線交換」)
さらに改造を続けます。(改造パート2)
オペアンプによる音の変化を確認するため、直付けされているオペアンプを外し、8Pソケットを
新たに付けます。こうすることで容易に抜き差しできます。
「試奏レポート」
今度はクランチ程度のひずみで確認です。DIS4、FIL5、VOL7。
上記配線交換などをしたオリジナルは、高音がきつく「バキッ」とした高音です。
「071」オペアンプに交換すると、歪みの感じは似ているのですが、耳障りな高音が取れ、
多少マイルドになりました。歪みを上げるともっと実感できます。
「742」オペアンプに変更すると、歪みは別の物になった印象です。
オリジナルは低音寄りの歪みですが、「742」にすると中域に特徴があるとても気持ちの良い
歪みになりました。こちらもメタル風の使い方をすると顕著に判ります。
交換料金¥10500
(改造パート1に追加、8Pソケット、オペアンプを交換する。)