2014年9月分


宮田ギター工房 リペア一期一会に戻る

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グヤトーン ベース
配線交換など…

 
スイッチクラフトジャック、オレンジドロップコンデンサー、CTS製ポット、配線交換を行いました。

  
本体が古モデルなので、ピックアップ取り付けビスが錆びで回すことができないで、ネジ頭が切れてしまう症状が出ました。
切れてしまったネジは回して抜く事が出来ないので、最小限周りを削りつつネジを抜き出します。
その後、ネジ径より大きなダボを入れて土台を作り、新たにネジ穴を開け直しました。

 
古い個体なので、ナットの溝、ロッド効き具合など、細かい問題がありますが、
現状で可能な限りの調整を行い、オーナー様確認後、作業終了です。


フェンダー テレキャスター
 
接点不良があるので、ピックアップ切り替えスイッチをCRL3点式スイッチに交換し、ハットタイプのツマミを取り付けます。
弦を張り総合調整後、作業終了です。


Pプロジェクト
トラ目ツキ板など全面加工

 
ボディーは、フロイドからウィルキンソンシンクロブリッジに変更、ヘッドはボディーとマッチングヘッド
リフィニッシュと同時に、トラ目ツキ板処理なども行います。
ロック式ナットからウィルキンソンローラーナットに変更・・・など、全面的に変更していきます。

  
フェルナンデスのフロイドブリッジから、ウィルキンソンのシンクロブリッジに変更するため、フロイド用のザグリ穴を埋めます。
同時に、舟形ジャックからサイドジャックへ、ジャックの位置を変更するためにジャックザグリ穴を埋めます。


各ザグリに合わせた、木片のブロックを作成し、圧着・接着します。
フロイド部分は、取り付けネジ穴、2点式のスタッド穴などには先に穴埋め処理を起こった後、ブロックを接着しました。


EMG用の電池ボックスはゴトー製を使用するのですが、元の埋め込み式とは違うがめ、その元のザグリ外周を
埋め木で接着し、ゴトー電池ボックス用に穴をあけ、取り付け確認を行いました。


ヘッドトップ面の塗装をはがし、ロックナットを取り外し、ウィルキンソン・ローラーナットの
高さ、幅などの取り付け位置を塗装前に仮決めを先に行ってしまいます。


サイドジャック穴を決めて、ジャックに合わせた穴を開けます。すでに舟形ジャックザグリはふさがっているので
配線用の貫通穴をドリルで開け直します。


フロイドザグリ、ジャックザグリなどの埋め木が飛び出した部分を平面に削った後、ボディー塗装をはがしました。


ネック取り付けプレートは廃止し、ジョイント部分のボディーはヒールカット加工を行います。
ヒールカット後のネック取り付けはローゼットパーツを使用したボディー直付けに変更します。
変更の際、元のネック取り付けネジ径が細くなるため、変更後のシルバーネジに合わせたネジ径をあけなくてはいけません。
そのため元のネジ穴にダボ処理を行い、改めてネジ径を開け直しました。
その後、確認の仮組みを行いました。


ネックのセンター、ボディーのセンターを確認し、
ウィルキンソンブリッジ2点式用のスタッド穴、ブロック貫通穴を開けました。

  
スタッド穴を開けた後、その位置、軸径の関係で、元のザグリと隣接してしまい、ギリギリになってしまうため、
側面の補強の意味も含め、接着面の整形を行い、補強木材を接着し、
再度貫通穴を開け直しました。


各パーツの取り付け位置などを確認。
確認後、ボディー正面、ヘッド正面に「トラ目のツキ板」を接着します。


塗面をサンディングで整えた後、ヤニ止めを行いました。


ご希望色「エイジドチェリー」風の着色~ウレタン・トップ塗装を行い乾燥させます。
薄いツキ板とボディーの境目などは、バーストの色を濃くし、なるべく目立たなくさせています。
ヘッドも、マッチングヘッドのため着色します。

  
ピックガードを白パールで製作するのですが、元のピックガードのブリッジの位置がウィルキンソンブリッジ変更後、
形状が変わってしまうので、ウィルキンソンブリッジに合わせ、形状を変更します。
変更部分と元の形状をなじませるように考慮し形状を決定しました。
変更に伴い、ビス穴位置なども変更しました。


「トレモロノー」という、ブリッジを可変させたり、固定させたりできるパーツを取り付けるのですが、
取り付けのビス位置、ビス径などがオリジナル位置とは違ってしまうため、トレモロノーに合わせたビス穴加工を行いました。
元のネジ穴にダボ処理を行い、新たにビス穴を開け直しました。


さらに、トレモロノー取り付け自体は解決できたのですが、実際に取り付けてみると判明する問題がありました。
ブリッジ・ブロックの突起が元ザグリのヘリに当たってしまうことと、そのブロックがアームを下げたときに
ボディーのヘリに当たってしまい、大きく可変させることができません。
ブロックの突起に当たる部分、ボディー上面から貫通穴はエンド部分を数ミリ拡張します。
ブロックの可変部分に関しては、特殊工具を使い、ボディー奥の追加ザグリを行い、可変部分を確保しました。


以上の加工を終え、新たに取り付け確認を行いました。
トレモロノーというパーツは、スプリング間に固定パーツを取り付け、フリーにすると、アームダウン・アップなどが可能になり、
固定させると、アームアップをキャンセルし、弦が切れたときなど他の弦のチューニングが狂わないなどが可能です。


ペグ交換、ウィルキンソンローラーナットを取り付けます。

 
先に加工してあった電池ボックスを取り付けます。




 
組み上げ時の細かい調整を経て、作業終了です。


アイバニーズ JEM7V
 
ハンダが(いわゆる)イモハンダ状態だったため、ハンダをキレイにすると同時に配線交換を行いました。
持ち込みのセレクタースイッチ、ポットを交換し、各ピックアップをタップ仕様にして交換しました。


調整時に、ロックナットが低すぎる事が判明しました。
開放弦で1フレットに接触してしまいそうなので、ロックナット下に薄い金属板を敷いて高さを調整しました。


弦を張り、総合調整後、作業終了です。


エドワーズ フォレストベース

持ち込みの弦を張り、オクターブ調整を行い作業終了です。

ESP ベース
 
配線交換、CTSポット、スイッチクラフトジャック、オレンジドロップコンデンサーに交換しました。

 
フレット磨きを行いました。


ネックビス穴補修、ネックの角度調整など細かい調整を行い、
弦を張り、総合調整後、作業終了です。


ギブソン カスタム
すり合わせ


接触不良があるので、スイッチクラフトトグルスイッチを交換しました。

 
弦下のフレットの凹みが結構深く削れていることと、1弦の16フレット、17フレットのチョーキング時の音詰まり
などがあるので、フレットのすり合わせを行いました。
すり合わせ後、音詰まりは解決しました。


ESP SUGIZOモデル
 
ロックナットの位置が低く、開放弦で1フレットに接触してしまうため、ロックナット底面に薄い金属板を入れ
高さ調整を行いました。


フロイドローズの5弦駒部分だけ弦高が低い症状が判明したので、
フロイドローズ純正のスペーサーを入れ高さ調整を行いました。

 
フレット磨きを行い、弦を張り、総合調整後、作業終了です。




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