2015年 5月分


宮田ギター工房 リペア一期一会に戻る

お問い合わせ、お見積りのご相談はこちらへ(お名前のご記入をお願いたします。)

グレコMR
バック面リフィニッシュなど…


ヘッドサイド欠けをDIY補修を再修理、バック面のみをリフィニッシュ、22フレット部分のバインディング欠けなどを直します。


補修前の状態は、DIY補修がしてあり、裂けて割れてしまっている部分にパテを盛り接着、
トップ面の黒い部分に関しては着色でごまかしている状態です。


元のままでは状態が解らないので、DIY補修のパテを削り出し、欠けている状態がどのようになっているか判断します。
このまま接着すると、残っているパテ、接着剤などがあり、そのまま接着することは
再接着した際、強度などが不安なので、割れてしまっている部分は一度切り離し、裂けた面をキレイに再整形し、接着する予定です。


裂けてしまっている破片は一度切り離し、不要な接着材部分を削り、
整形で平面部分を作り出し、圧着させます。


サイド圧着後、欠けているバインディングを補修します。
欠けてしまっている土台部分を再整形して、こちらも圧着させます。
接着後バインディングを整形し、欠けて無くなってしまった所へはパテを埋めて整形します。
その後は、ボディー裏面リフィニッシュもあるので、サイド面の塗装をはがすのと同時に
最終的な加工の整形を行います。


加工と同時に塗装をはがしてしまいます。
ボディー裏も同時に塗装をはがします。


ペーパーヤスリでで生地調整を行い、ヤニ止めを塗り、マホガニー材なので
導管を埋めるためのフィーラー処理を行った後、サンディングを吹き乾燥させます。


バック面着色の前に、ヘッドトップ面の黒着色を先に行います。


元の色を参考に新たに着色を行い、ウレタントップを吹き乾燥させます。


22フレット脇のバインディング欠けを修理します。
バインディング材を貼り付けます。貼り付け後バインディングを整形します。
ウレタントップを重ね塗り、周りとなじませます。

 
ウレタン塗装なので水研ぎ~研磨を終え、各パーツを組み上げて元通りにして
弦を張り総合調整後、作業終了です。


トーカイ ES-335
ネック裏塗装


ネック裏の塗装がDIY塗装のため状態が悪く、ネックの握り心地のためにもキレイに塗装をやり直します。


DIY塗装もネック取り付け部分付近だったので、
ジョイント付近を塗装の境目として、塗装をはがしました。


塗装をはがした後、ペーパーで生地調整を行い、ヤニ止めを塗りました。


ヤニ止めの後、マホガニーの導管を埋めるためのフィーラー処理を行い、
サンディングを吹き乾燥させます。


オーナー様ご希望の資料を参考に着色を行い、ラッカートップ塗装を行いました。


ジャックは接点不良でノイズが出るため交換します。
通常のスイッチクラフト製ジャックだと、ナットのネジ部分が短く、ネジがボディーから露出しないため
ネジ部分が長いロングタイプに交換しました。


作業の内容が前後してしまいますが、ヘッド塗装をはがした際、ペグ交換の処理を行っています。
クルーソンペグからグローバーペグに交換する際、軸径を広げる、ビス穴などの処理が必要でした。
不必要な上部のビス穴はダボ処理で埋め、下部のビス穴は土台補強のためのダボ処理を行い加工します。
ネック塗装と同時に塗装をはがした再補修処理を行い、後、塗装を行いグローバーペグを取り付けました。


ネック裏再塗装、ジャック交換、ペグ交換を終え、弦を張り総合調整後、作業終了です。


アイバニーズRG
 
ボリュームポットが不良なため、CTSポットへ交換しました。


アコースティックギター
エンドピンジャック取り付け


先にネックジョイント部分にストラップピンを取り付けます。
(位置は、オーナー様と話し合い決定しました。)


元に使用しているジャックはそのままストラップピンとして使用し、
新たにピックアップ配線用のエンドピンジャックを埋め込みます。
埋め込位置は、ボディーのブロック、土台の確認を済ませ位置を決定しました。
内側からナットを締め込み、取り付け終了です。



フェンダー テレキャスター
ナット交換

 
1弦が弦落ちしやすい傾向にあるので、1弦を少し2弦側に寄せる位置でナット交換を行いました。
1弦だけ2弦に寄せるわけではなく、元の位置より2弦側に寄せて、
改めて全弦バランスをとり位置決定を行います。
弦落ちは位置を寄せるだけでは解決することが難しいですが、
あくまでも1つの対応策として実施しました。
オーナー様との意思確認の元、作業を行っています。


ヘリテイジ レスポール

ボリュームが下がらなくて、ゼロにならない症状なので、配線修理含めポットを交換しました。



フジゲンストラト
ウィルキンソンブリッジ調整


DIY調整で弦高が高くなり弾きにくい状態です。
ブリッジの高さ、ブリッジ駒の高さなどを、きちんと調整することで弦高など通常数値にもどします。
ネック調整など含め全体的に調整し、持ち込みの弦を張り作業終了です。


ヤマハSG1000

弦高が低すぎているためチョーキング時、音詰まりなどがありましたが、
弦高調整、ネック調整などの総合調整後、音詰まりは解消しました。
(フレットの打ち込みが不十分な箇所がありましたが、調整で直った部分はそのままとなりました)
お持ち込みの弦を張り、作業終了です。


バーニーレスポール
ナット交換など…


7フレットのポジションマークが外れて、取れている状態なので
ポジションマーク側の下地、指板側の下地処理を行い、改めて接着・圧着させます。


フレットの凹みを修正するため、フレットのすり合わせを行いました。


以前にナット交換を行った?可能性があるようなので注意深く元ナットを外したところ、
高さ調整用の下敷きが使用されていました。
改めて下地をキレイに整形し、無漂白牛骨ナットを取り付けました。


弦を張り、総合調整を行い作業終了です。



トーカイ ジャズベース

状態として不明な点があるので、問題点が判明した時点でその都度対応していきます。
13フレット以降に音詰まりがあるので部分的にすり合わせを行いました。
(本来なら全体的にすり合わせを行った方が良いです)


ポット、コンデンサーはそのまま流用し、配線交換を行いました。


元のままだと、これ以上弦高を下げられないほどブリッジ駒が下がってしまっているので、
ネックポケットに1・0mmのスペーサーを入れ、弦高調整できるようになりました。
その他細かい調整を行い、作業終了です。






ご依頼のメールはこちらへ(お名前のご記入をお願いたします。)