2015年6月分


宮田ギター工房 リペア一期一会に戻る

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エピフォン レスポール
ポジションマーク修理など・・・

 
ポジションマークの接着不良で、ポジションマーク自体が取れてしまっている個所があります。
接着状態を確認し、一度剥がしてしまい、接着の下地を再整形し、
クランプで圧着接着します。


接着後、指板上面とポジションマークの引っ掛かりが無いように整形し、磨きを行いました。
弦を張り作業終了です。


ヤマハセミアコ AE1200
  
お持ち込みのピックアップカバーを交換しました。
古いカバーを取り外し、裏にハンダなどで固定し、新しいカバーに交換しました。


ロッドが目いっぱい回っている状態でネックのソリが調整できない状態なので、対応策として
金属のスペーサーを作って改めてロッド調整を行いました。
(この対応策は、あくまでも「回せるか?」の可能性を求めての作業です)


ブリッジ土台のネジ部分が不良のため、ネジが効かずブリッジが上下できない状態です。
弦高に適切なワッシャーを探し、加工し取り付けました。
このパーツにより、一般的な弦高にすることができました。
未固定ブリッジなので、スケールなどを測り適切な位置で固定しました。


持ち込み弦(12-54)を張り、総合調整後、作業終了です。


ヤマハアコースティックギター
 
弦高が高い原因を調べると、ネックのソリが原因のようです。
しかし、ネック取り付け部分から逆ゾリする状態で、ネック本体と、ネック取り付け自体に問題があるようです。
修理できる個所と、修理の対応ができない部分があるので、可能な範囲で対応します。
最初に、ロッドを回せるようにワッシャーを入れロッドの回転とネックの様子を見ます。


現状で作業可能な範囲で、弦高を落とす加工を行います。
加工前に、錆びてしまっているフレットを磨きました。


可能な限りブリッジサドルを削ります。
元の状態でかなり弦高が高かったのですが、約2・0mm程下げることができました。
(5・5mmから3・5mmまで下がりました)
しかし、ネックの状態が良くないので、その旨はお渡し時にオーナー様に説明させていただきました。


エピフォン レスポール

オクターブ調整で5弦の駒をエンド側に移動できない状態になったので(下げたいのに下がらない)、
駒を逆にひっくり返すことで可動範囲を確保し、オクターブ調整が可能になりました。

アイバニーズ ベースSDGR
 
錆びてしまっているフレットを磨きました。
弦はそのまま流用し、レギュラーチューニングで総合調整を行いました。


フェンダー テレキャスター
リフィニッシュなど…


以前当店でリフィニッシュしたテレキャスターをナチュラルに再度リフィニッシュします。
(現在の塗装は極薄塗装、再リフィニッシュにはウレタンナチュラル吹きっぱなしを行います)


塗装をはがし、導管を埋めるフィーラー処理を行います。


フィーラー処理後、ウレタンサンディングを吹きました。


サンディングの塗面を整えた後、ウレタントップを吹きました。
(ウレタントップの吹きっぱなし仕様なので、通常の磨き作業が無い分
吹きっぱなし仕様の塗面を整えた後、最終的なウレタントップを吹きました。)


トップ乾燥中、CRL3点スイッチに交換しました。
(その他のパーツは前回ご依頼時に交換してありますので、今回はそのまま流用します)

 
組み上げ時、ブリッジ駒が下がらない症状が出たので、ネックポケットにシムを差し入れ、
ネックに角度をつけることでブリッジ駒が稼働可能になりました。


組み上げて最終チェックを済ませ、作業終了です。
ナチュラル塗装、ウレタントップ吹きっぱなしでの仕上げのため。磨きのあるウレタン塗装より
かなり薄く仕上げることができました。


メーカー不明ギター
すり合わせなど…


ギターの状態が不明なので、調整を行いつつ、悪い部分を修理していきます。
ロッドの周りがきつい状態でギリギリ調整範囲以内で、フレットに弦下の凹みがあるためすり合わせを行いました。


フロントピックアップをハムバッカーからシングルに変更するため、シングル用の穴で開け直します。
クリームパール材を使用し、新たにピックガードを製作しました。


弦を張り、総合調整後、作業終了です。

フェンダー ジャズマスター
ピックアップ、ブリッジなど・・・


フィルタートロンピックアップ交換、フィルタートロンピックアップ交換に伴いピックガードも茶ベッコウに作り直し。
他、ブリッジ交換など全面的に改造を行います。


弦高の位置確認から、ゴトーGE104(棒ネジタイプ)を選択します。
ボディーに打ちつけられている現状スタッドを抜きました。


ブリッジ位置を決定します。
決定位置から、元スタッド穴を埋めなければいけません。
左の穴は、一度ダボ処理で埋めてからネジ穴補強の土台用のダボを埋めました。
右の穴は、位置から元穴を入れてしまうようなサイズのダボを入れたので一度で済みました。
ダボ処理後、ネジを入れてブリッジの仮組みを行いました。


茶ベッコウでピックガードを作ります。
フロント用ピックアップのフィルタートロンが取り付けられる穴と、リアピックアップはエスカッション取り付けから、
ピックガードへの吊り下げ方式に変更しています。
さらに、ボリューム、トーンポット位置をジャガータイプ位置を参考に移動しています。
ブリッジ変更に伴う邪魔になっている部分を形状を変更しています。


フロントピックアップ用(フィルタートロン)のザグリ加工を行い、トーンポット位置移動に伴い、
ポットがボディーと接触してしまう部分を削り取ります。


配線交換、トグルスイッチ、CTSポット、スイッチクラフトジャック、ビタミンQコンデンサーに交換。
フィルタートロンピックアップに交換し取り付けます。


最終的なパーツを組み上げて、弦を張り総合調整後、作業終了です。
ブリッジ変更取り付けに関し、オクターブ調整の6弦をもう少しエンド側に下げたい状態ですが、
それ以外のオクターブはきちんと合っています。
(ブリッジ変更には、パーツ、ギターの状態からオクターブが若干合わない症状が出ることがあります。
極端に狂うことはありませんが、チューニングメーターの目盛1~2つ分合わない可能性があります。))


G&L L100ベース
 
配線交換、CTSポット、ストレートジャックを交換しました。
コンデンサー類はそのまま流用しています。


組み上げて調整時、12フレット以降で音詰まりが確認されたので改めて確認してみると、
14フレット付近でフレットの浮きが原因のようなので、
12フレット以降のフレットすり合わせを行いました。


すり合わせ後、改めて総合調整を行い作業終了です。
フレットの問題点はすり合わせで解消しました。





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