リペア一期一会2006年7月分


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7月25日(月)

フェンダージャパン・シンライン。
ピックガード交換(フロントPUのみの仕様)、PU交換導電処理、配線交換など・・・です。
交換パーツを待つ間、PUザグリ内部の導電処理を済ませてしまいます。

7月24日(日)

フェンダージャパン・ストラトのピックアップ交換です。
オリジナルのPUから、ダンカンSSL−4クオーターパウンド・モデルに交換です。
歪ませると、多少コンプレッションが掛かった感じで、あり過ぎないパワーが気持ち良いです。
ローズ指板には黒カラーPUが似合いますね。

7月23日(土)

ヤマハSAセミアコモデル。
フレットが極端に凹んでいるためすり合わせを行ないます。フレットの凹みはオーナー様の
弾き方にもよるようです。その弾き方とは・・・スタンリー・ジョーダンの様に両手タッピング!
凹みの谷は指板から0・5mm以下なため、押さえにくくなることを確認の上、すり合わせです。
現状の問題点は、あまりにも片減りしてしまったフレットにより、押さえた時に減っていない
ハイフレットに弦が触れてしまい、ビビリが出てしまうため。

7月22(土)

ミリタリースペック配線材へ全ての配線材を換えます。ザグリ内部にも導電処理、コンデンサー
交換全て終了です。後日ノイズが無くなったと感想をいただきました。ありがとうございました。

7月21日(金)

ピックアップカバーを外し、配線材をミリタリースペックの単線へ。さらに導電テープにより
ノイズ処理を行ないました。

7月19日(水)

ポット下に見えるのは、鉄板です。中央でアースを集めて一本でジャックアースへ落ちます。
さらにノイズを減らすため、コントロール裏ブタ、内部、F・RPUザグリ内部も導電処理します。
写真中央ピンク色の配線が、F・Rザグリからのアース線です。

7月18日(火)

’80年代後半のギブソンレスポールです。ノイズが気になるので
出来るノイズ処理をすべてやります。

7月17日(月)

センターシングルPU用SWポットを新設し配線します。大きくしたザグリのため、裏ブタも作り直
しました。

7月16日(日)

センターを割り出し、シングルPU用のザグリを終了しました。
この後、スイッチポット配線と、裏ブタを作ります。

7月15日(土)

ヤニ止め終了後1日乾燥、バック材がマホガニーのため、フィーラーを入れ1日乾燥、
いよいよ着色です。オーナー様のご希望で「(当工房HPの極薄塗装SGよりも)バースト中央は
オレンジで、外周はより赤く。」で塗装終了しました。
この後トップ塗装なのですが、埼玉はもの凄い湿気なため、トップ塗装が白濁してしまいます。
少しでも湿気の少ない日を選んでのトップ塗装です。

7月14日(金)

位置確認後、ポット軸穴をあけ、ザグリます。合わせて裏パネルも新たに作ります。

7月12日(水)

SG1500にシングルPUを追加し、スイッチポットにてON・OFFできるようにします。
PUの位置、トーンの位置はオーナー様に確認していただきます。

7月11日(火)

ブリッジを新品に交換。フレットも錆びを取り磨きます。コンデンサー交換は「ビタミンQ」へ変更。
交換後の印象は、PUとの相性もあると思いますが、フィルムコンデンサーに比べると
多少トーンにツヤがありきらびやかさがあるように感じました。
逆にフィルムの場合は落ち着いたトーンといえるかもしれません。
いずれにせよ、一般的なセラミックコンデンサーはトーンが抜けすぎてしまい、音の輪郭がなく
「モサモサ」な音で、音楽的にトーンを残すのであればコンデンサー交換はかなり効果があります。

7月10日(月)

フェンダージャパンストラトの極薄塗装です。
塗装を全て剥がし、着色し、ラッカートップを10回ほど吹いて仕上げています。
写真中央、薄い塗装のため木自体かなり強調されている感じで、触った感じもかなり違います。
例えれば通常のボディーはガラスに触っている感じで、今回の極薄塗装はかなり生木に近く、
木のぬくもりさえ感じる触り心地ではないでしょうか。

7月9日(日)

イバニーズRG。チューニングの狂い、不安定なための原因を調べ修理します。
症状は、少しでもアームを使うと狂いが激しく、チューニングし直しても常に安定しません。
一度パーツを分解し、ビスのゆるみなどを直しましたが、変化なし。弦のボールエンドが
張力により食い込んでいるのか?と思いましたがそれも違う。と悩んでいると、
スプリング取り付けハンガーのビスの緩みを発見しました。ある所まで調整すると、ビス穴の緩みが
気になります。ブリッジの平行をあわせるとちょうど緩い所にあたります。
穴を埋め、ビス穴を空け直し、ビスの頭の形状も気になったのでビス自体も交換です。
どうやらこれが原因だったようで、激しいアーミングでも最小の狂いに収まることができました。

7月8日(土)

トップ面は生地着色なのでヤスリ#600まで終わらせ、ヤニ止めを塗り一晩乾燥。
塗装を剥がした乾燥は、とにかく厚い!0・5〜0・8mm位ありました。
数値だけ見るとあまり実感が無いかもしれませんが、実際の破片をみると本当に厚い。
SGは重いのが有名ですが、塗装が占める割合もかなりあるのではないか?と思わせます。

7月7日(金)

埼玉県のお客様です。ギブソンレスポール’80。
凄く奇麗な迫力のあるトラ目が出ています。’80年のレスポールで思い出すのは
エイドリアン・ヴァンデンバーグですね。4弦のビビリ、コンデンサー交換、フレット磨き、
総合調整などのご依頼です。

7月5日(水)

ナット交換を済ませ、配線処理を行ないました。ハンダ付けなどあまりキレイにされていない
個所がありますので取り除き、新たに配線材交換をします。コンデンサーはスチロールコン
デンサーを使用しています。トーンを絞った印象は、わりと硬質にトーンが落ちる感じで、
通常のトーンを絞った「モサッ」とした音ではありません。
ジャズベなので、リアPUでトーンを絞ると顕著に実感できました。
極端に言えば「ワウ半止め」な感じでしょうか。

7月4日(火)

ヤマハSG−1000のリフィニッシュです。色の感じは当工房HP「ギターカスタマイズ」にも掲載
している、’82年頃のバーストにします。トップは生地着色、その他は通常の塗装です。
パーツを全て外し、塗装を剥いでいきます。いっぺんではがすことが出来ないので、
ヤスリを使いひたすら剥がすことに集中です。

7月3日(月)

本来ならヤニ止め後、サンディングをして塗装面を整えるのですが、今回は生地着色による
極薄塗装です。「木目を強調させたい」とのご希望があったので、極薄く黒を吹き、改めて
生地を調整し、塗面を整えた後、茶、黒によるバースト加工を行ないました。
(この茶色も、元の茶色に合わせました。)

7月2日(日)

すり合わせとナット交換です。ナットを外すと両面テープ?で取り付けていたようなので剥がし、
溝をキレイにします。

7月1日(土)

ネック乾燥中を利用し、配線交換などを行ないます。
PUセレクターは3点式から5点式へ、コンデンサーはオレンジドロップへ、配線材を一新させます。