2007年5月分


宮田ギター工房 リペア一期一会に戻る

お問い合わせ ご意見はこちらへ


5月1日(火)

ボディーのみを送っていただきました。缶スプレーにある見本色を参考にします。
6P材に薄いトップ材を貼り付けてあるようです。ボディーコンター部などは、このトップ材
との段差などちょっとした作業が必要です。

5月2日(水)

オービルのレスポール。ボディー裏R、ネックなどに細かい打痕などがあるため、
ネックを含めた裏面全面をリフィニッシュします。

5月5日(土)

フェンダージャパン ストラトの総合調整です。1弦12Fあたりをチョーキングすると、
音が詰まってしまいます。この症状は、ストラトの指板Rがきついため、しょうがない部分もある
のですが、ネック調整、弦高調整などでご依頼者の確認を取りつつ調整します。

5月7日(月)

フェンダージャズベース。総合調整と、ナット交換です。
ナット溝が深すぎて開放弦で1Fに当ったってしまいます。

5月9日(水)

サンディング終了後、色見本を参考に調合、着色です。トップを吹き乾燥させます。

5月11日(金)

シェクターのストラトです。PU交換をはじめ、ほとんど全ての個所の交換を行ないます。
まずは、導電処理によるノイズ処理、錆びてしまっているブリッジを新品に交換しました。

5月12日(土)

フレット磨きと、ストラップピンの交換です。

5月13日(日)

配線交換とコンデンサー交換です。
ピックアップを、フロント・リアにダンカンの、ジョージリンチモデル「スクリーム・ディーモンSLSD-1」
センターに’59モデルに交換します。いずれもストラトにそのまま交換できるシングルサイズです。

5月14日(月)

裏ブタを木目ピックガード材で作り、テンションピンを新品に交換しました。

5月15日(火)

完成です。ジョージリンチモデル・スクリームディーモンは凄く良いピックアップでした。
クリーンもきれいだし、歪ませた時は特につやのあるトーンが印象的です。
’59モデルは、ちょっとパワーが無いかな・・・と、今まで思っていましたが、
このシングルサイズピックアップではそんなことは感じなくて、とてもバランスが良いです。
(カタログの説明では、単にサイズをハムからシングルにしただけのようですが・・・)

5月18日(金)

フェンダージャパン ジャガーです。錆びてしまっているフレットを磨きました。
指板もかなり乾いている状態なので、レモンオイルでケアします。

5月19日(土)

導電・ノイズ処理です。

5月21日(月)

配線交換を含め、ポット、ジャックを交換します。
錆びているブリッジも新品に交換しました。交換時に「サドルフィット」なる部品を使用しました。
このサドルフィットは、ブリッジ駒を安定させるパーツでチューニングなどにも影響があると思います。

5月22日(火)

ネックも含めバック面を剥がし、ヤニ止め、導管を埋めるフィーラー作業後、サンディングを吹き、
着色をしました。元はかなり濃い茶色でしたが、オールド風な薄オレンジで着色です。

5月23日(水)

アリア製セミアコ。ピックアップ交換、配線交換、ブリッジ交換など・・・。

5月26日(土)

ピックアップは、P−90をハムバッカーサイズで使用できるダンカン・ファットキャットSPH90に
交換します。トーンが効いていない・・・コンデンサー不良を疑ったのですが、結局ポットでした。
不良ポットを交換しました。PUエスカッションも付属の黒へ交換しています。
このままだとビス穴があわないので、穴埋めを行ない改めてエスカッション穴を開けました。

5月27日(日)

ビグスビーで調整すると、ブリッジを3mmほど後ろに下げないとオクターブが合いません。
下げてしまうと、ビグスビーとの間隔が狭くなり、弦の張力の関係でこれ以上、
下げることができません。検討の末、ブランコテールピースへ変更し、調整します。
交換後、重いビグスビーで押さえられていた生音での箱鳴りが出るようになりました。
多少タイトさに欠けるかもしれませんが、セミアコらしさが出たように感じました。

5月28日(月)

左の写真は、リフィニッシュ前、右がリフィニッシュ後。バフ終了後、組み込みです。

5月29日(火)

ピックアップは、フロントにダンカン・SH2ジャズ、リアにダンカン・SH4JBに交換し、
配線、ポット、コンデンサー、トグルスイッチなど一新させます。

5月30日(水)

別パーツでの組上げ調整です。配線交換などを済ませ最終調整をしました。

お問い合わせ ご意見はこちらへ