2015年 1月分


宮田ギター工房 リペア一期一会に戻る

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ジャクソン キングV
 
お客様で塗装をはがされた状態からの塗装作業です。
トップ面、着色面は剥がされていますが、サンディング層は残っている状態です。
厚いサンディング塗装は、DIYで剥がす場合とても大変なことが多いです。


残ったサンディング層を剥がし、生地調整を行いました。
パーツはオーナー様があとから行うため、各取り付け穴部分に加工をしています。


生地調整後、ヘッドトップ面、指板面以外、サンディングを吹き乾燥させます。

 
オーナー様のご希望でネックには着色なしで、サンディング状態を残す処理を行い、
それ以外のボディー部分には、ベタ赤塗装を行いました。

 
ウレタントップ塗装を吹いた後、乾燥させ、水研ぎ~磨きを終え、作業終了です。



当店での製作ストラト
ボディー加工など…


以前当店で製作したギターに、ボディー加工、フロントピックアップ追加、ネックヒール加工など、
を新たに加工します。

 
ヒールレス加工を行います。
写真の通り、左部分を削り、ビス穴移動、
プレートを廃止し、ローゼット台座に変更します。ローゼット用の穴加工を行い取り付けました。


ボディー全体の外周Rも大きく削ります。


ボディー裏面、胸に当たる部分のコンター加工を深く削りました。
削った後の外周Rも大きめに加工します。

 
エルボー部分も削ります、上記コンター部分の削りと、ボディー外周Rを削ったことで
薄くなっているのが解ると思います。


フロントピックアップ用のザグリを加工しました。
すでにフロント寄りにセンターピックアップザグリが開いているので、指板エンド部分を考慮して位置決めを行いました。
同時に配線用の貫通穴も開けました。
後、ノイズ導電処理も行います。


フロントピックアップ増設に伴い、切り替え用のミニスイッチを増設しました。
一つはハムバッカーのタップ用、もうひとつは、ボリューム用のスイッチポットに連動し、センター・リア、フロント・リア
の切り替えができるように配線を行いました。


組み上げ、再調整を行い作業終了です。


ブソン レスポール
ヘッドトップ面キズ処理塗装

 
 
ヘッドトップ面に、塗装浮き?で白くなっている部分と、キズなどがあります。
「ギブソンロゴ」「レスポール金文字」はそのままにして、可能な範囲で修正塗装します。


まず最初に塗装前の処理をペーパーヤスリで行います。
着色を避けるため、ロゴ、文字部分にマスキングを施し、その周りを黒着色でぼかし塗装を行いました。
その後、着色後のトップ面とサイドをラッカートップ塗装を行いました。


磨きを行い、パーツを元通りに戻して作業終了です。
(こういった塗装の不良個所の補修に関しては、うまく隠れてしまう部分と、
状態によってはうまく隠れない場合があります、ご注意ください。)


ギブソン レスポール
ブリッジ交換など…

 
  
グローバーペグから、クルーソンタイプへペグを交換します。
クルーソンタイプでもナットタイプの取り付けなので軸穴加工はありませんでした。
裏からの取り付けビス位置が違うので、ビス穴加工を行います。
上部穴はダボでふさぎ新たにビス穴を開け直す。
下部は元穴に近い位置で新穴が開くので、元穴を埋め、新たな土台を作るため、少し大きなダボ処理を行い、
新たなビス穴を開け直します。


無漂白牛骨ナットに交換しました。


ポットは正常なので流用し配線交換を行います。
同時に、ビタミンQコンデンサー、スイッチクラフトジャックを交換しました。


TOMマチックブリッジ、テールピースを交換します。
ブリッジは元のナッシュビルタイプから、棒ネジタイプに変更します。
今打ちこんであるスタッドは抜きます。
テールピースはアルミ製に交換するのですが、通常であれば埋め込みされているスタッドは流用するのですが、
アンカーネジのミリ・インチの違い?で元スタッドを流用することができないため、埋め込んであるスタッドを抜きます。


ギターのセンター位置を割り出し各パーツ位置の決定を行います。
ズレた位置のセンター位置を基準にネジ、スタッドより大きなダボを埋めて、各穴を開けてパーツを取り付けます。


すり合わせを行いました。


各作業工程が終り、弦を張り総合調整後、作業終了です。


エピフォン SG
リフィニッシュ、テールピース修理など・・・


ギター到着後の確認だと、テールピーススタッドがの取り付けがゆるくガタガタして抜けてしまう症状、
ナット溝が深く、開放弦で1フレットに接触してしまう・・・・などの問題点と、
オーナー様ご希望のリフィニッシュなどを行います。


テールピースの取り付けが悪く、手ですぐ抜けてしまうくらい取り付けが緩い状態でした。
ガタツキを解消するため、スタッド穴より一回り大きな穴を開け、ボディーと同材のマホガニーでダボを作り埋めました。
スタッド穴はサンディング後行います。

 
塗装をはがし終え、生地調整~フィーラーを塗り導管を埋めた後サンディングを吹きました。
塗装は仕上げをツルツル・ピカピカにするためウレタン塗装です。


ボディーエンドのストラップピン穴が不良です。2穴とも元径より大きなドリルで穴を開け直しダボ処理を行い
ボディーセンター位置に新たにビス穴を開け直しました。
(作業が前後しますが、この処理の後上記塗装を行いました。)


サンディング乾燥中にテールピーススタッド用の穴を開け、新たにスタッドを埋め込みました。
スタッド用穴より大きなダボを埋めましたが、スタッド外周よりちょっと露出する程度でした。


無漂白牛骨ナットに交換しました。


オリジナル赤とほぼ同色の赤で、着色しました。
ウレタン塗装でトップを吹き乾燥させます。


スイッチクラフトジャック、スイッチクラフトトグルスイッチ、CTSポット、オレンジドロップコンデンサーなど
配線材含め、電気周りもすべて交換しました。
追加でピックアップも交換しました。
フロントにディマジオDP160(ノートン)、リアにDP190(エアークラシック)に交換しました。


組み上げ時に判明したのですが、2弦の開放弦でブリッジ駒に不良が判明したので
ゴトー製ブリッジGE103に交換し、組み上げ、最終調整を行います。


リフィニッシュ含め、ピックアップ交換、ナット交換、ブリッジスタッド埋めなど全面的な改造になりました。
スタッド部分は色の濃さなどで目立たなく補修できました。
総合調整後、作業終了です。

ヤマハエレアコ
ヘッド欠け修理

 
欠けてしまったヘッドサイド部分と、バインディングの補修を行います。


欠けてしまったバインディングの破片はお客様が保管されていたので、それを利用します。
周りとなじむ位置を探し、サイドのバインディングも剥がれてしまっているので、同時に接着します。


バインディング接着後の状態です。
この後欠けてしまった塗装、バインディング部分の塗装などを補修します。


塗装が欠けてしまった部分に黒ベタで着色、その後ウレタントップを塗りました。
乾燥後磨きを行い作業終了です。


ギブソンV
ヘッド塗装

 
DIY塗装補修と思われる部分が溶けてしまっているので、新たに塗装補修を行います。
溶けてしまっている部分、小さなツブ、ヒビなどがあります。


ツキ板があるので下地を全部剥がす方法では無く、
下地を残し塗装の悪い部分だけを取り除く処理を行いました。


元の塗装に合わせ、ラッカーで黒着色、ラッカートップを吹き、乾燥させ仕上げを行いました。


ペグを取り付け作業終了です。


トーカイ ES335セミアコ
すり合わせ

 
押さえるポジションでチョーキング時に音詰まりの症状が数か所あるため
フレットのすり合わせを行います。
すでにフレット自体が低い状態のためすり合わせには注意が必要です。


お持ち込みの弦を張ります。
音詰まりなどの問題点が解決していることを確認し、作業終了です。

 




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