2007年9月分


宮田ギター工房 リペア一期一会に戻る

お問い合わせ ご意見はこちらへ


トムアンダーソン、SSHストラトのフロントをハムバッカー交換に伴い、ピックガードを新しく
作り直し、ポット含む交換パーツはオーナーさまから送っていただいたものを使用し、交換します。
ピックガードは新しく作り、導電ノイズ処理をし、ハムへ交換パーツも交換しました。

9月2日(日)

フロイドローズの弦を止める駒をチタン製に交換です。
ハムザグリはすでに空いていて、その穴を利用し、ハムへ交換。配線材、交換用ポットなどは
オーナー様に送っていただいたものを使用し、組み上げて終了です。

9月3日(月)

エピフォンレスポール、ギブソンレスポールjrの総合調整です。

9月4日(火)

あまりオレンジっぽくないような感じの鮮やかな赤で吹きました。

9月7日(金)

パラグアイの「アルパ」という楽器です。演奏時支点となる足が折れています。
オーナー様が補修した接着剤の残りなどで、接着面の状態は良くありません。

9月8日(土)

接着剤などをキレイに取り除き、接着面の確保です。このまま、面と面での接着は強度に不安
があるため、3点ダボを入れることで強度はかなり上がると思います。
接着面を密着させて乾燥させます。

9月10日(月)

サンバーストから、フェイスタレッド風へリフィニッシュ完成です。

9月11日(火)

レスポールスペシャル、配線交換、コンデンサー交換、フレット磨きなど・・・。
配線交換の効果があり、コンデンサーとの相性が特にピッタリだったようです。
クランチ程度のひずみで、コンデンサーを絞ると荒々しい歪みがとても良い音でした。

9月12日(水)

フェンダーテレキャスター、配線変更修理です。
初期の配線から、一般的なPUセレクター配置へ変更し、コンデンサーも交換しました。

9月14日(水)

フェンダージャパン ジャガー。ピックアップ、ペグなど・・総合的に改造します。
オリジナルはクルーソンすが、シャーラーFキーペグへ交換しました。

9月15日(金)

フロントピックアップはダンカンSJAGー2(ホットフォージャガー)に交換し、
リアには、ギブソン・ダーティーフィンガーズに交換します。
フロントPUのヨークなどは流用し、リアPU用のザグリ、ピックガードにも穴をあけます。

9月16日(土)

配線材、コントロール部のポット、ジャックも交換します。

9月17日(日)

ブリッジに、サドルフィットを使用します。
サドルフィットとは・・・ブリッジ駒を両側から挟さむ、下に敷くプレートです。
駒のサイズ、幅により取り付けられないものもありますが、フェンダージャパンであれば
おおむね取り付けられると思います。

9月18日(月)

無漂白ナットへ交換です。

9月19日(火)

リアピックアップを、ダーティーフィンガーズ、フロントはダンカンSJAG−2、PUカバーは黒へ
交換しました、ポット、ジャック、配線、ナット交換など、総合的な改造依頼でした。
サイクスファンとしては、ダーティーフィンガーズに注目です。
やはり歪ませると力強く、割りとアタック感が強い気がしました。クリーンもちゃんと出ます。
フロントのSJAG2もオリジナルより力強くクリーン感がありますが、シングルPUの場合、
配線材交換の交換も大きと思います。

9月21日(金)

’67年製ムスタング再塗装のご依頼です。オーナー様が剥がした状態からの引継ぎです。
似たピックガード材(赤ベッコウ)を探しました。ネック取り付けビス穴にヒビが入っているため、
クランプで圧着しました。1日乾燥させます。

9月22日(土)

この頃のフェンダーのヤニ止め材は黄色い着色剤も含んでいるようで、剥がすのに苦労します。
根気よく剥がし、サンディング(ウレタン)を吹き乾燥させます。

9月25日(火)

見本色を参考に調合し、着色、トップを吹き乾燥させます。

9月26日(水)

トップ乾燥中に、ピックガードを作ります。2PUからフロント1P変更し、スイッチ類は無くします。
縮みのためか、穴が合わないので新たに計り直しビス穴を空け直します。

9月28日(金)

コントロール部、ザグリ内部にノイズ・導電処理を行ないます。
ピックアップの配線が短いため、新たにベルデン配線材を根元から変えます。
(オールドPUのため、元の配線はそのままで取り外さず上から新しい物に換えました)
フレット、指板も磨きます。

9月30日(日)

組み上げて完成です。ブリッジの高さなど調整が必要でしたが、問題無く組みあがりました。
音は、音量が弱いかな・・・との不安をよそに、ツヤのあるフロントの音でした。
配線材交換の効果もあったのではないでしょうか。

お問い合わせ ご意見はこちらへ